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2015年9月27日

究極の自然素材の家

こんにちは!自然素材を使った木造住宅専門
真柄工務店、代表の眞柄 大介です。

先日仕事関係のセミナーに参加する為に
初めて金沢に行ってきました。
折角来たのだから、以前から行きたかった
白川郷に向かいました。

白川郷集落

金沢市内から車で一時間ほどで行くことが出来ます。
意外と近いのですね。
白川郷といえば、特徴的な本を開いたような形の三角形の屋根。
建築の専門用語では、切妻屋根と呼びます。
急な角度の屋根は60度位の角度で作られています。
小屋組の様子

なぜこれほど、急な勾配にしたのか?

多分積雪の雪下ろしの手間を考えての事と小屋裏の環境が
蚕を飼うのに適していたみたいです

家の向きにもその特徴が現れています。

よく見ると、家の向きは南北に向いて建てられています。
すると、屋根の面は東と西に向きます。
多くの日照が屋根に当たるようにしているのです。
つまり、雪が溶けやすいようにしているわけです。
雪が溶けて家周りが水浸しにならないように、
家の周りに水路を作っているのも全て計算されているのに驚きました。

夏には南側から風を取り入れ北側にまっすぐ風が抜ける
作り方をしているので、夏は凬通りが良く涼しくなる工夫がしてありました。

茅葺き屋根の家は湿度のコントロールにも優れていたのですね。
生活水蒸気は適度に茅葺き屋根から排出され、冬は雪が積り、かまくらと同じような役目をして
、暖かくなり、適度な湿度が乾燥を防いでくれたのです。
当時の大工道具

私が一番驚いたのは、江戸時代中期に、山から木を切り出して
、柱の形に製材して組み上げる凄い労力ですよね。

今では材料を組み上げるときに、レッカー車で簡単に組むことが出来ます。
私が大工に成ったときは、全て人力で組み上げていましたが、
それでも、材料はトラックで運んでくる訳ですから、大した事はありません。

展示品には、古い大工道具や、材料を持ち上げる時に使った、
木で作った滑車が展示してありました。
あれだけ太い材料をほぼ正確に、製材する能力も信じられません。
鴨居の溝や敷居の溝も手作業で溝を掘っていたのですから、素晴らしい技術です。
柱に鴨居が取り付くところも、全て彫り込んで差し込んでいました。
鴨居の加工と柱に差込

やはりきちんと本物素材で作った家は、長持ちするのですね。
身近な材料を駆使して作っていた、この時代。
出来た時が一番美しい現代の家。経年変化で価値が増す昔の家。
選択するのは、人それぞれですが、経年変化で価値が増す家が私は好きです。

本物素材と現代の科学的に優れている部分を融合すれば、
絶対に長持ちする家が出来ると改めて思いました。

真柄工務店は、安心自然素材を使い
温もりのある家を造る地域密着工務店です。
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投稿者:真柄 大介
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