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2021年12月16日

新築リフォーム 燃えない家のメリット・デメリット

大きなニュースが飛び込んできました。

通報から30分ほどで消火されましたが、
20名以上の方がお亡くなりになるという
大きな火事が発生しました。

亡くなられた方の、
ご冥福をお祈り申し上げると同時に、
負傷された方や被害を受けられた方が、
1日も早く回復されることを心からお祈り申し上げます。

コロナ禍となってから、
火事のニュースが多いような印象があります。

私たちのエリアでも、
サイレンの音が響く回数が、
以前よりも多いような気がしています。

在宅時間が増えているからなのか、
理由は定かではありませんが、

火事は多くの方を巻き込みます。
私たち一人ひとりが
火の取り扱いに注意することはもちろんですが、

建築という側面から、
火事について考えてみる機会にしたいと思います。

新築リフォームどちらも 燃えない日本の家づくり

こんにちは!西東京市を中心に
床下エアコンの家づくりをしている真柄工務店スタッフ
眞柄由紀子です。

日本の家は燃えなくなりました。

火事のニュースが多いのだから、
燃えないってことはないでしょう。

と疑問に思うかもしれませんが、
燃える家をつくる地域と、
燃えない家が建てられる地域とに
分けられているのです。

火事は火元だけでなく、
近隣を巻き込み、
どんどん大きくなっていきます。

風が強い、消防車が入り込めないなどの、
条件が加われば、
日本の消防スキルをもってしても、
延焼・類焼は免れません。

そのため新築やリフォームをする際、

燃えない素材を使うようにと、
決められているエリアがあります。

駅前や都会など、
建物が密集しているエリアや、
マンションなどの集合住宅では、

燃えない素材を使う義務があるのです。

燃えない家 メリットは燃えないこと

地震、雷、火事、親父

この世で怖いもの、
防ぎようのない順所で並んでいます。

ここでいう火事は、
自然の山火事は除いて考えましょう。
いわゆる人災による火事を指しています。

木造建築が中心の日本は、
火に弱く、
一度火の手が上がれば、
延焼・類焼し易く、一気に燃え広がってしまいます。

重要文化財が火事で焼失したことも
一度や二度ではありません。

人の命と街を守るためにも、
燃えない建築は、
私たちの目指すところだったのです。

燃えない家 木造ではなくコンクリートにすればいい?

木造建築が燃えるのなら
鉄筋コンクリート住宅にすれば良さそうですよね。

鉄筋コンクリートの建物は、
構造は残るのですが、
その他の部分は燃える素材で作っています。

イメージしやすいのが床。
フローリングや畳は燃えやすく、

襖や建具も、
木造が多いため、
火の手が回れば、構造だけ残して丸裸、となってしまうのです。

そこで燃えない素材を、
使わねばならないエリアができたのです。

燃えない家 デメリットは…

木造だけど燃えない家。
鉄筋コンクリ―トで内装材が燃えない家。

都会では、こういう家が増えています。

燃える素材を、
見た目は変えずに、

化学の力で、
燃えない加工ができるようになったのです。
日本の技術力って、
すごいですが、

デメリットがあるのです。

例えば、壁紙。
表面に難燃処理がされている壁紙がありますが、

難燃剤が湿度によって化学反応を起こし、

色合いが汚くなってしまう壁紙もあります。
そして一番のデメリットは、
火災が起きた時に発生する有毒ガス。

燃えない加工をされている素材は、
文字通り燃え広がらないのですが、

点火と同時に、
煙と有毒ガスを発生させるのです。
そのため、燃えない素材を使った建物は、
中毒死をしてしまいます。

その時間、わずか3秒程度。

有毒ガスを含んだ煙に巻き込まれ、
身動きが取れずに、
数秒で命を落としてしまうのです。

今回の大阪での火事でも、
通報から30分ほどで鎮火したにも関わらず、
20名以上の方が亡くなり、
外傷がほとんどないという報道でした。

つまり燃えない家のデメリットは、
家は燃えないけれど、
数秒で中毒死してしまう、ということなのです。

燃えない家と、燃える家の良し悪しの判断は難しい。

燃えないことによって、
留守中に火の手が上がっても、
隣家に迷惑をかけることが減りました。

燃えない家の目的の1つが、
延焼・類焼を防ぐことですから達成できていますし、

火事と喧嘩は江戸の華

のように、
火事に遭遇することはありません。
私たちは全国のニュースをキャッチできるから、

多いなぁ

と感じているだけで、
地域でみれば、
それほど増えていなのかもしれません。

とはいえ有害物質が出る素材は使いたくない!

と思った方は、
駅前ではなく郊外を選べば、
燃えない素材はキッチンだけでOKという地域もみつかります。

これは条例で決まっていますので、
気になる方は、
お住まいの市区町村に、
お問い合わせになってみてください。

また条例に関係なく、
燃えない素材を、
全室に使用する方針の建築会社もありますので、
気になる方は、契約前に確認しましょう。


真柄工務店では、
燃えない素材は条例に基づいて利用していますので、
キッチンのみ使用するケースが中心です。

そして塗り壁は、
化学的に燃えない処理をしなくても、燃えません。

やっぱり塗り壁って、いいですね。

気持ちのいい高気密高断熱住宅をお求めなら、
一度ご相談ください。
真柄工務店の平均単価は、サイトで掲載しています。
https://www.magara-koumuten.co.jp/notfail/price

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投稿者:真柄 由紀子
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