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2017年8月15日

日射しのコントロールで省エネ

日射しのコントールで省エネ住宅

最近気温が38度になって暑くても、いきなり午後からゲリラ豪雨だったりお天気が不安定ですね。
夏の暑さ対策はどの様にされているでしょうか?
今日は日射しのコントロールついてお話をしたいと思います

こんにちは。西東京市でW断熱+自然素材の家造り、真柄工務店代表の眞柄です。
太陽は夏高度が高く冬は低くなります。
これは殆どの方がご存知だと思いますが、東京の場合夏至で78度、冬至で31度と大きな差があります。
建物設計の工夫で出来る事は、夏対策として南窓の上に庇や屋根の軒先を長く作ったり、
ベランダを南窓の上に作るなどがあります。また、遮蔽物の簾やシェード、外付けブラインドも有効です。
そうした工夫で夏の日射しをカットし、冬の低い日射しを十分に取り入れることが出来ます。
冬は掃き出し窓一つで約2000Wの熱を取り込めるので、太陽は無料の暖房機なのです。
逆に夏は日射しのカットをしないと、冷房をしながら無料の暖房をかけている事になります。
これって、不経済ですよね?でも、よく見るとこの様なお家沢山見かけます。

ガラスの種類で省エネ

南面は太陽高度の違いによって、庇や軒の出で日射しのコントールは可能です。
しかし東西、北面は一年を通して太陽高度は低いので、シェードなど遮蔽物も有効ですが、
サッシの開き勝手によっては遮蔽物での日射しのカットは、不可能になってきます。
そこでサッシのガラスの種類で日射しをコントロールする必要があります。

ガラスで日射しをコントロールするにはガラスをLOW-Eガラスにする必要があります。
Low-Eとは、Low Emissivity(低放射)の略で、複層ガラスのうち、その内面部に特殊な金属膜を設けたものを言います。
Low-Eガラスには2種類あります。断熱タイプと遮熱タイプです。
遮熱タイプは約60%の日射熱をカットできますので東西、北面に使用します。
ハウスメーカーでは一律遮熱タイプを使っている様ですが、南面には断熱タイプを使用した方が日射取得を20%余計に得ることが出来ます。
また、断熱タイプガラスには、ブルーやブロンズなどガラスに色が入っているものを選ぶと
日射取得率が下がるのでニュートラルタイプにしましょう
※防火の規制が係る地域では使い分けは出来ません。

植栽で省エネ

窓の外に植栽を植えるスペースがあるのであれば、南面に落葉樹を植えるのも省エネになります。
夏の日射しの強い時は日射しを遮り冬は枯れてしまうので、日射取得はできます。
よく使われる樹種はヒメシャラやヤマボウシ、モミジなどがあります。

いかがでしたか?

日射しのコントールで省エネを実現するには設計の段階での検討が大きく左右します。
どこから日射しが入るのか?どこの窓から風が入り出ていくのか?
通風計画も大きく省エネに寄与します。特に高断熱住宅は冬暖かいのは当たり前です。
高断熱住宅は夏暑くなりやすいので、日射のコントロールが大事になります。

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投稿者:真柄 大介
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