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第一種換気と第三種換気のメリット・デメリットを分かりやすく解説!
こんにちは!お家の換気について考えたことはありますか?
毎日何気なく過ごしているお家の空気、実は「換気システム」によってコントロールされているのです。今回は、住宅に使われる換気方式の中でも「第一種換気」と「第三種換気」について、メリット・デメリットを分かりやすくお話ししていきます。
そもそも「換気」ってなぜ必要?
家の中の空気は、時間が経つと汚れたり湿気がこもったりしてしまいます。換気をしないと、カビが生えやすくなったり、二酸化炭素が増えて健康に悪影響を及ぼしたりすることも…。そこで活躍するのが「換気システム」です!
換気にはいくつかの方式がありますが、特に住宅でよく使われるのが「第一種換気」と「第三種換気」です。
第一種換気とは?
第一種換気は「機械で給気も排気も行う」換気システムです。換気をすべてコントロールできるため、安定した室内環境を保ちやすいのが特徴です。
【メリット】
✅ 外気の温度や湿度の影響を受けにくい
✅ 花粉やホコリをフィルターで除去しやすい
✅ 熱交換器付きのものを選べば、冷暖房の効率が良くなる
✅ 室内温度が一定に保たれ、快適な環境を維持しやすい
【デメリット】
❌ 設置費用が高め(約45万~)
❌ フィルターの掃除やメンテナンスが必要
❌ 電気を使うので、ランニングコストがかかる(月額約700円)
❌ フィルター交換やダクトの清掃など、定期的なメンテナンスが必須
寒い地域や高気密・高断熱住宅では、快適な空間を作るために第一種換気が採用されることが多いです。
第三種換気とは?
第三種換気は「自然に給気し、機械で排気する」換気システムの中でも、集中ダクト式のものを指します。これは、各部屋の空気をダクトを通じて一括で排気し、給気口から新鮮な空気を取り入れる方式です。
【メリット】
✅ 設置コストが比較的安い(約25万円~)
✅ 機械の負担が少なく、メンテナンスがラク
✅ 電気代が第一種換気より抑えられる(月額約100円)
✅ シンプルな構造で故障しにくい
✅ 各部屋の換気を効率よく行える
【デメリット】
❌ 外気の温度や湿度の影響を受けやすい
❌ 給気口からホコリや花粉が入りやすい
❌ 冬場は外気が直接入るため、室温が下がりやすい
❌ ダクトの定期的な清掃が必要
集中ダクト式第三種換気は、コストを抑えつつ各部屋を効率よく換気したい場合に選ばれることが多いです。
メンテナンス性と室温の違い
🔧 メンテナンス性の違い
第一種換気は、フィルター交換やダクトの清掃など、定期的なメンテナンスが必要です。特に熱交換器付きの場合、フィルターが目詰まりすると換気効率が落ちるため、こまめな掃除が推奨されます。
一方、第三種換気(集中ダクト式)は比較的シンプルな構造のため、給気口のフィルターを掃除する程度で済みます。ただし、排気ダクト内にホコリが蓄積するため、定期的な清掃が必要です。
🌡 室温の違い
第一種換気は、熱交換機能を備えたものを使用すると、外気の影響を最小限に抑えながら室温を維持できます。そのため、冷暖房効率が良く、夏も冬も快適に過ごしやすいです。
一方、第三種換気(集中ダクト式)は外気がそのまま室内に入るため、冬場は寒く、夏場は暑くなりやすい傾向があります。そのため、補助的にエアコンや暖房を使うことが必要になるケースもあります。
どちらがいいの?
第一種換気と第三種換気、それぞれに良いところと気をつけるべき点があります。
🌿 快適さや空調の効率を重視するなら → 第一種換気
💰 コストを抑えつつ換気したいなら → 第三種換気(集中ダクト式)
お住まいの地域の気候や、住宅の性能、ライフスタイルに合わせて選ぶのが大切です!
まとめ
換気は、お家の快適さや健康に直結する大事なポイント。第一種換気と第三種換気(集中ダクト式)の違いをしっかり理解して、自分たちに合った方法を選びましょう!
何かご不明点があれば、ぜひお気軽にコメントやご質問くださいね♪