北陽の恵

1階のLDK。立地からあえて北側に吹き抜けと窓を設計し、四方枠の木製サッシで空間をデザインしました。
光の量が安定している北側に窓や吹き抜けを設けることで、刺激の少ないやさしい光を取り込むことができます。

リビングの間仕切りに、収納やスイッチニッチをさりげなく納めました。

リビング南面には大きな開口部を設け、ウッドデッキへと広がる空間をデザインしました。
家族それぞれが自由な時間を確保しながらも、気配を感じられるやさしい空間です。

全開できる「木製サッシ」を用いて、外側から網戸、格子戸、障子を設置していきました。
縦格子は、視線を遮りつつも光や風が行き来します。板張り天井は、ご主人様からのアイデアです。
デザイン性もあり、リラックスしたい空間に最適です。

キッチンには深みのあるブルーの「レトロエイジタイル」をあしらいました。
艶感もどこか懐かしい雰囲気です。ラワン材との相性も◎

2階の手洗い洗面室。水はねゾーンには、手入れのしやすいタイルを採用しました。

玄関土間奥に、シューズクロークを造作しました。高窓からの採光で明るい空間です。
空間のゾーニングにも工夫をしています。

玄関正面には小さな手洗い場を設けました。照明はお施主様が調達したウォールライトです。

トイレの扉は、ラワン材でデザインした隠し扉をご提案。ラワン材のマットな質感とランプのようなライトが空間をより一層レトロチックに演出しています。

ほのかな光と美しい陰影が広がります。

玄関土間の隣に書斎を設計。リビングとつながりながらも、集中力が高まる空間です。

2階にはホームライブラリーを計画。大切な書物が連なる本棚の奥には、まるで隠れ家のようなロフトがあります。　

家の随所に、本を愉しめる空間をつくりました。家族と一緒に過ごしながらも、自由でいられる、そんな空間です。

ホームライブラリーの裏にはクローゼットを計画。ひと目のつかない空間でのオープン収納は、湿気がこもらず、扉がないためにモノが探しやすい便利さもあります。

多目的に使える小屋根裏を設計。小屋根裏エアコンと床下エアコンで全館を快適に保っています。

外壁は、表情豊かで深みのある黒が魅力の「焼杉・三角焼き」を採用しました。杉板の表面を焼き、炭化させることで通常の杉板に増した耐久性がプラスされます。

公園や学校も近くにある。長閑な環境です。