- 現場ブログ
【process3】基礎工事を行いました
こんにちは、真柄工務店の広報・小牟田です。
前回は弊社常務・眞柄の自邸(以下、眞柄邸)の地盤改良の模様をご紹介いたしました。今回は地盤改良で強固な地盤が完成した後の、基礎工事についてお伝えいたします。
『基礎工事』とは

「基礎」とは上に建つ建物を支え荷重を地面に伝える、家づくりで重要な役割をする構造物です。その名の通り建物の「礎」となるもの家として姿形を現す、最初のステップになります。
基礎工事は基礎工事専門の業者さんへ依頼します。工事は下記の流れで進めていきますが、詳細は実際の現場の模様をご覧ください。
①遣り方・掘り方
②鉄筋組立~配筋検査
③耐圧盤打設
④型枠工事~型枠検査
①遣り方・掘り方

実際に建つ建物の外側を水杭や水貫といった木材で囲い枠組みを作っていきます。

この板(水貫)が建物の水平を、赤い糸(水糸)は壁の中心線を指し示してくれています。
②配筋~型枠設置

捨てコンクリートを打設した後、配筋が組まれます。ずらりと規則正しく並ぶ鉄筋は圧巻です!

こちらは「スリーブ」と言う、水回り等の配管の通り道。メンテンナンスを容易にしてくれるもので、これらの設置は長期優良住宅の条件の一つでもあります。

鉄筋を組んだ後、配筋検査です。現場監督立ち合いで、設計図をもとに位置、太さ、間隔等を確認します。検査を通過した後、コンクリートの打設へ移ります。
③耐圧盤打設

まずは「耐圧盤」という、建物が建つ部分に一面に敷かれる基礎の底の部分を打設します。現場にやってきたコンクリートポンプ車でコンクリートを作り、鉄筋の間に隙間なく流し込んでいきます。

職人さんがバイブレーターで振動を与えながら気泡を追い出し、コテで滑らかにしていました。最後にT字の道具で滑らかに均す工程はまさに職人技です!

完成した耐圧盤がこちら。手作業で作られたとは思えないほど、艶やかな仕上がりを見た時は感動してしまいました。
④型枠工事~型枠検査

耐圧盤が固まったら、基礎の立ち上がり部分の型枠を設置し、型枠検査を経て、コンクリートを打設します。ここに水回りが造られるんだな?と見えてくる場面です(ご想像出来ますか?)。

立ち上がりの内側は基礎断熱として、ぐるりとスタイロフォームで覆っていきます。最後に、コンクリートの表面を滑らかに整える天端レベラーという液体を流し込み、数日間の養生期間を設けます。
【検査について】
基礎工事の過程でいくつかの検査がありましたが、瑕疵担保責任保険での必須検査は『基礎配筋検査』・『躯体検査』のみで、『基礎型枠検査』・『追加外装下地検査』・『断熱検査』はオプションとなります。真柄工務店ではお客様の安心のため、オプション検査も全棟で実施しています。
いよいよ、大工さんへ
立ち上がり部分が固まった後、型枠を外して整えたら基礎工事は完了です。ここからは大工さん達へバトンタッチ!次回はいよいよ土台敷~上棟へ、建物が建ちあがる様子をお伝えいたします。
“心地よさを組む、木の家ビルダー”
株式会社真柄工務店