等級8は補助金対象にも！GX補助金・東京都ゼロエミとの関係とは？

一次エネルギー消費量等級の見直し背景

一次エネルギー消費量等級については、これまでZEH水準相当の等級6が最高等級となっていました。近年では、省エネ性能の高い住宅の供給が急速に進み、この等級6を取得している住宅が増加しています。令和4年度には新築戸建ての48.6%だったものが、令和5年度には85.7%にまで伸びています。

こうした状況下で、脱炭素の実現に向けてZEH水準を上回る省エネ性能を有する住宅のさらなる普及や、その水準を評価できる環境の整備が必要であることから、今回、一次エネルギー消費量等級に上位となる等級7および8を追加する方針が明らかにされました。

等級8と補助金制度の関連性

新設された「一次エネルギー消費量等級8（BEI≦0.65）」は、国や自治体の補助金制度とも密接に関係しています。ここで、等級8と補助金の具体的な関連性について解説しましょう。

等級8のBEI基準は「0.65以下」

まずは、等級ごとのBEI基準を確認しましょう。

※BEI基準とは： BEIは「Building Energy Index」の略で、建物の一次エネルギー消費量を示す指標です。住宅で消費される冷暖房、換気、照明、給湯などのエネルギーを合計し、それを標準的な住宅と比較して数値化したものです。この値が小さいほど、その住宅の省エネルギー性能が高いことを意味します。等級8ではBEIが0.65以下であることが求められます。

出典：国土交通省

国の「GX推進補助金」もBEI 0.65が基準

GX推進補助金（グリーントランスフォーメーション構想実現補助金）は、住宅の高断熱・高性能化を支援する制度です。この補助金では、BEI 0.65以下が一つの申請基準となっており、これは等級8と同じ水準です。

つまり、等級8の住宅はそのままGX推進補助金の対象になり得るため、計画時点でBEIを意識することが非常に重要です。

東京都「ゼロエミ住宅補助金」の水準Aはさらに厳しい！

一方で、東京都が独自に実施している「ゼロエミ住宅導入推進事業」では、水準A（最高ランク）に該当するにはBEI ≦0.55という非常に厳しい基準が求められます。

このレベルになると、断熱等級6以上＋住宅設備の高効率化＋非常に優れた設計が必要です。専門的なエネルギーシミュレーションも欠かせません。

各補助制度の必要BEIと概要

真柄工務店は標準仕様で東京ゼロエミ水準A・BEI0.55を達成

これからの家づくりにおいて、高い省エネルギー性能を持つ住宅は、光熱費の削減だけでなく、補助金制度を活用する上でも不可欠な要素となります。

しかし、東京ゼロエミ水準AやBEI0.55を満たした高性能な住まいを建てたいと考えても、専門的な知識や複雑な申請手続きに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、ご安心ください。

私たち真柄工務店は、標準的な施工において東京ゼロエミ水準A、BEI0.55を達成しています。これは、高い省エネ性能を実現する確かな施工力がなければ成し得ません。また、補助金の申請を見据えた設計にも対応させていただきます。

お客様の「こんな暮らしがしたい」という想いを大切にしながら、将来を見据えた高性能な住まいを建てる。そして、国や自治体の補助金を最大限に活用し、賢く理想の家を手に入れるお手伝いをさせていただくのが、真柄工務店の使命だと考えています。

東京ゼロエミ住宅の基準を満たした住まいを手に入れたい、基準を満たす為には何が必要か知りたい、助成金の申請手続きもお願いしたい等、どんなご要望・ご相談も承ります。

【まとめ】等級8はこれからの補助金活用にも必須

「等級8のBEI 0.65以下」は、国の補助金申請における“入り口”であり、さらに性能を高めることで、東京都など自治体の上位補助金（ゼロエミ水準Aなど）にも対応可能となります。

家づくりの際に「ただ建てる」のではなく、補助金制度の活用とセットで高性能住宅を手に入れるという考え方が、今後ますます重要になることでしょう。

私たち真柄工務店なら、東京ゼロエミ水準Aを満たす家づくりを標準プランで叶えることができます。興味のある方は、ぜひ一度お申し付け下さい。