- 常務の自邸づくり
地盤改良と地鎮祭
前回は地盤調査を実施しましたが、その結果と地鎮祭の事について書いてみました。
地盤改良
前回は地盤調査を依頼したところまで書きましたが、実際に調査が行われ、数日後に届いた報告書には残念な記載が・・・
《考察》
調査結果によりますと、計画地は支持地盤として重要となる深度に低荷重を含む連続した自沈層が堆積する不安定な地盤性状が確認されます。
従って地盤補強により、建物の長期安定を図る必要があると考察いたします。
はい、地盤改良工事をしてくださいね、ということです。
おおよその予想はしていましたが、ちょっと気持ちが凹みました。
前回のお話で、地盤改良工事の費用はピンキリだと話しましたが、採用する工法や強固な地盤がどの深さにあるか、建物の荷重はどのくらいかなどあらゆる要素で変わってきます。また、改良工事を行うことで、その土地のに保証がつくことになります。
私が行ったのは【柱状改良】といって、地中に穴を空けながら土とセメント流し込んでを撹拌し、地中に円柱状の杭を造る工法になります。

他にも【表層改良法】や【鋼管杭工法】などがありますが、戸建住宅で主に行われているのはこの三種類でしょうか。
【鋼管杭工法】だと将来的に杭を抜くことができるので、土地の売買に有利に働きますが、費用は他の工法に比べて高くなるので、どちらを取るかは悩ましいところです。
私自身も、【柱状改良工法】【鋼管杭工法】両方の見積もりを貰いましたが、数十万の費用差に負けて、27本のコンクリートの柱を購入することになりました。



このコンクリートの柱の上に基礎が乗るんですね。
同時に家族の命も支えてくれる、とても大切な工事です。
地鎮祭
話が前後しますが、地盤改良工事の前に【地鎮祭】というものを行いました。
地鎮祭とは、建物の工事が始まる前に、その土地の神様に工事の無事と家族の繁栄を祈願する儀式です。最近では省略されるお家も多いようで、弊社のようにほぼ100%の方が行っている会社は珍しいそうです。
基本的には、神社ごとにエリアが決まっていて、建築予定の地域を受け持つ神社に依頼することになりますが、ある神社さんの話では、ネットで注文してどこでも駆けつける「デリバリー神主」もいるとか。
私はちゃんと地元の神社さんにお願いしましたよ。

自分で竹を切り出しに行って、

自分で設営もして、

子供たちと一緒に鋤入れも、

この小さい御札は基礎の中に埋めてしまいます。
子供たちにもいい経験になったと思います。
次回は
基礎工事のはじまりと、大工工事です。
また次回もよろしくお願いします。