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結露と気密と断熱材

こんにちは!自然素材を使った木造住宅専門
真柄工務店、代表の眞柄 大介です。

リフォーム工事中の現場に行って来ました。

壁の石膏ボードを剥がすと、決まりきった
お手軽な断熱材が入っていました。

お手軽と言うのはコスト的にお手軽と言う事です。
安価で手に入れる事が出来る断熱材で、大工さんの壁に詰め込んでおけばいい認識の施工
正にお手軽な断熱材です。
大工さんに頼めば特別に断熱材の施工手間も払う必要もないのです。
その結果、詰め込んでおけばよいと言う認識に成るわけです。

その結果断熱材をめくると結露して、断熱材はカビが生えていました。

結露が住んでいる人の分からない場所ではじまり、
知らない間に家を腐らせてしまいます。

よく断熱材は何が良いのですか?
内断熱と外断熱はどちらが良いですか?
質問をよく受けますが、内断熱でも外断熱でもしっかりと施工すればよいと思います。
私が一番大事だと思うことは、湿度のコントーロールだと思います。
「しっかりとした施工」と言葉で書くのは簡単ですが、
実際どの位の会社がしっかりとした施工をしているか?

実際に気密テストを依頼している会社に、
お話を聞くと本当に悲しくなるくらい少ないそうです。
まあでも、気密テストをする意識があるだけでも、私は素晴らしいと思います。
実際に測れば自分たちの施工精度が分かるのですから、
改善点は見つけて気密性を高めて行くことに成るわけです。

最悪なのは、高気密高断熱と謳っていながら、気密テストをしない施工会社でしょう。
自分の会社の気密に関する施工精度を把握していないのですからね。

気密と言うと息苦しいイメージですが、気密を取らないと
真冬の外部の冷気と室内の暖気が触れ合って結露を起こします。

空気中の水蒸気の量は温度と湿度のよって含まれる量は決まってきます。
暖かい空気は、冷たい空気より沢山の水蒸気を含んでいるために、
気密が悪く冷気に触れる事によって温度が下がり、結露を起こすわけです。

簡単に言えば、500mlのペットボトルに入っていた水蒸気が
温度が下がり350mlのペットボトルに器が変わり溢れてしまうのです。
冬型結露を防ぐ為に、石膏ボードの下に防湿シートを張る
会社もありますが、夏はどうするのでしょう?

真柄工務店は、安心自然素材を使い
温もりのある家を造る地域密着工務店です。
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