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【process2】地盤改良工事を行いました

【process2】地盤改良工事を行いました

こんにちは、真柄工務店の広報・小牟田です。
前回の記事では弊社常務・眞柄の自邸(以下、眞柄邸)の地鎮祭の模様をご紹介いたしましたが、今回は地盤改良工事についてお伝えいたします。

『地盤改良工事』とは

 

地盤調査報告書

新たに住宅を建てる際、「地盤調査」を行うことが法令で義務付けられています。その調査結果により地盤の強度を確保する必要がある場合、地盤改良工事を行います。

地盤改良は補強範囲となる地表面からの深さなど土地の状況により工法が異なり、代表的なものとして下記の三種類の工事があります。地盤が弱く工事の規模が深くなると、工事費用も上がります。

 

①表層改良工事…表層から深さ2m以内の範囲で、セメント系固化材で地盤を固める工法

②柱状改良工事…表層から2~8m内に支持層があり、コンクリートの柱を注入して建物を支える工法

③鋼管杭打ち工法…②よりも更に深い場所に強い地盤があり、より強固な鋼製の杭を打ち込む工法

真柄邸のケースでは?

真柄邸の敷地では地盤調査の結果、②柱状改良工事を行う必要がありました。地盤の強度と新たに建てる建物の加重から、深さ5m、27本の柱を注入することになりました。

現場では新しく建つ家の位置に合わせてマーキングがされており、素早く作業を進められていました。

敷地の端から数本目の柱に取り掛かっている所です。(常務も真剣な表情で工事を見守ります)

柱を注入する場所には地盤内に重機で穴を掘りながら、同時に固化材をポンプで注入していきます。

柱の材料となるセメント系固化材は敷地内に持ち込まれた撹拌機で作り、ポンプで送られていきます。

柱状改良工事

固化材が充填されたばかりの出来立て、こちらが柱となる部分です。完全に固化するまでは数日、工事自体は半日ほどで終了しました。

地盤改良工事の後は…

地盤改良工事の完了後は地盤業者により、不同沈下などに対応した「地盤保証」が適用されます。保証期間は会社によって異なるようですが、眞柄邸のケースでは20年の保証を付けて頂きます。地盤改良が必要となった場合に費用は発生しますが、大切な建物を守り、安心してお住まい頂くためにも、家づくりで大切なプロセスの一つです。

地中の柱が固化し強固な地盤が出来たら、眞柄邸はいよいよ基礎工事へと進みます!