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2016年7月1日

塗り壁をビニールクロスの上から施工

塗り壁をビニールクロスの上から施工

リフォームで漆喰や珪藻土などの、塗り壁を希望される方が増えています。
「ビニールクロスの上から塗り壁にできますか?」
この様な質問を良く受けるので、書いてみました。

ビニールクロスの上から塗り壁
珪藻土施工例

こんにちは。西東京市で自然素材の家造り、真柄工務店代表の眞柄です。
リフォームで漆喰や珪藻土にリフォームする場合、
現在のビニールクロスはどうするのか?

コスト重視をするのなら、剥がさずに
ビニールクロスの上から、
塗り壁を
塗るのをお勧めします。

現在貼ってあるクロスの状態にもよりますが、ビニールクロス上から塗った方が
コストが、かかりません。

クロスを剥がしてしまうと、どうしてお金がかかるのでしょうか?
理由は3つあります。

1. ビニールクロスを剥がす手間代金がかかります
2. 剥がしたビニールクロスの処分費が掛かります
3. ここが一番お金がかかるポイントです。
ビニールクロスは接着剤で貼られています。
剥がすと接着の強い部分は下地の石膏ボードにビニールクロスの裏紙が残ってしまいます。

この裏紙が、塗り壁の水分で起き上がってしまうので
仕上げがきれいになりませんから、下塗りをしなければなりません。
下塗りをして、紙が浮いて来たら、除去して、また下塗りをして紙が浮いて来たらまた除去する。
この下塗り作業を2回程度するのでその分費用がかかるのです。

木造住宅の場合は絶対に、ビニールクロスの上から

木造住宅のリフォームの時は、絶対にビニールクロスを剥がさずにその上からの施工をお勧めします。

その理由は、気密が取れていない木造住宅の場合は、ビニールクロスが防湿層の役目をしてくれています。真冬の室内の温かい空気は、温度の低い壁の中に向かって移動します。
壁の中の冷気と触れ合って、結露を起こしてしまいます。

壁の中で起こっている事なので、住んでいる人には分からない所で結露を起こし
構造上重要な、柱や土台を腐らせてしますのです。

ビニールクロスが貼ってあれば、防湿層の役目をして、湿気が壁内に侵入するのを防いでくれますので、結露リスクを減らすことが出来ます。

いかがでしたか?
珪藻土や漆喰をビニールクロスを剥がさずに塗る事が、コストの面や結露リスクを減らす役目を果たしてくれるので、是非既存のビニールクロスは剥がさずに施工するのがお勧めです。

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投稿者:真柄 大介
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