氷点下時の床下エアコンデータ
久しぶりのブログになります。最近のお客様は建築の知識が凄まじく、普通にUA値やC値、G1,G2など当たり前に会話がされるようになって来ました。
家は断熱性能だけで決まるわけでは無いので、間取り、素材、植栽、デザインも需要な要素です。
総合的にそれぞれの要素がバランス良く整って、豊かな暮らしができると考えています。
真柄工務店代表の眞柄です。本日はお客様の関心が高い、床下エアコンが外気温氷点下時にどんな室温になるのか?実測データを公開したいと思います。

昨今は断熱性能に世の中がシフトしてきて、同時に全館空調ブームになっているように思います。
最近では、様々な全館空調システムが有りますが、
その中には何百万もするようなシステムもある様です。
エアコンは機械なので、いずれ故障して交換する必要が出てきます。
その度に、又数百万円かけて交換するのでしょうか。
その様な高価なシステムを入れなくても、全館空調に近い環境は手に入れることができます。
弊社で取り入れている床下エアコンや小屋裏エアコンは、市販の壁掛けエアコンを利用して、
全館を暖めたり、冷やしたりするものです。
その為には、タレントを使った●●システムみたいに、機械のパワーに頼るのではなく、
先ずは日射遮蔽、日射取得、家の断熱性能、気密性を上げて、いつの時代も誰でも手に入る壁掛けエアコンであれば機械のお金と取り付け費で交換できます。
ポイントは、いつの時代でも、誰でも手に入れる事が出来るエアコンです。
高価な空調システムが、この先何十年も存続しているとは限りません。
もし、10年後、20年後同じシステムが存在していなかったらどうしますか?
困りますよね。。。
それでは、壁かけ床下エアコン1台で、延べ床面積30坪の建物が
氷点下時にどのような室温が実現できるか見てみましょう。
朝6時から9時迄運転 夜7時から11時迄運転を22度設定で
毎日繰り返し運転していた時のデータになります。
左から外気、1F、2Fの順番に並んでいます。

※赤い囲みがエアコン稼働時間です
いかがでしょうか。外気温が夜マイナスが続いても、壁掛けエアコン1台で30坪の住宅がこの様な室温でしたら十分ではないでしょうか。何故壁かけエアコン1台で、この様なことができるのか。
それは、断熱性能、気密性、空調計画がしっかりしている事が重要です。
さて赤い囲みの運転時間で気になる電気代ですが、22度運転で1時間あたり28円かかりますので1日7時間運転で1か月6千円位です。床下エアコンは、設置場所、基礎の工夫、空調負荷計算などが出来ないと失敗しますので、経験がある工務店に依頼しましょう。
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